アイリストはどんな仕事?必要な資格やスキルを解説
美容関係の仕事に就きたいと考えたとき、選択肢のひとつとしてあげられるのがアイリストです。マツエクやまつ毛パーマを施術するスペシャリストというイメージがありますが、どんな仕事内容なのかわからない人も多いでしょう。今回はアイリストの仕事内容と必要な資格やスキルを解説します。
アイリストの仕事内容
アイリストは、マツエクとよばれるまつ毛エクステンションや、まつ毛パーマを施術するスペシャリストです。
マツエクやまつ毛パーマをする仕事というイメージはつくかもしれませんが、そのほかにはどんな仕事をしているのか、わからないという人もいるでしょう。アイリストの仕事内容について紹介します。
まつ毛パーマの施術
まつ毛パーマはまつ毛をカールさせる施術のことです。
自然なカールがついて目元を華やかにしたり、ビューラーをする必要がないので、メイク時間を短縮したりする効果があります。
そのほかにもメリットは多くあり、ビューラーをしないのでまつ毛に負荷がかかって抜けるのを防げたり、カールがキープされるので天候や湿気で、まつ毛が下がるのを気にしなくてよくなったりします。
まつ毛パーマの施術は通常1時間くらいですが、まつ毛の毛質によっては、かかりづらい場合もあるのでもっと時間がかかることもあります。目元は繊細な部位なので、施術には高い集中力が必要です。
希望のデザインやまつ毛パーマのかかりやすさや取れやすさ、これまでに施術をして痛みやかゆみが出たことがあるかなど、ヒアリングをしてから受ける人に合わせた施術をします。
マツエクの施術
マツエクは人工のまつ毛エクステンションを地まつ毛に一本、一本専用の接着剤でつけていく施術です。
装着するエクステンションの数はなりたいイメージによって異なり、ナチュラルな印象にしたいのなら80本くらい、ボリュームを出したいのなら、140本ほど必要と言われています。
ビューラーやマスカラをしなくても、カールがついたボリュームのあるまつ毛を手に入れることができます。エクステの太さや、カールのつき方を選んだり、なりたい印象をヒアリングしたりする必要があります。
センスよくエクステを配置することも重要です。目元の施工のため安全対策や、目に接着材が入らないように注意するなどの必要があります。
お客さん対応
電話などの予約対応、予約の管理もアイリストの仕事です。
来店したお客さんにはカウンセリングをします。健康状態やまつ毛の悩みを確認します。薬剤を使用するためアレルギー反応やかゆみが起こらないか確認するのも大事な仕事です。
体質や健康状態を確認したあとは好みのデザインやなりたいイメージを確認して要望に沿った一番美しく見えるデザインを提案します。
店舗の清掃や、SNS運用
店舗の清掃や、集客のためのSNS運用やブログの執筆など、接客と施術以外の仕事も重要です。
売り上げの集計やお客さんのカルテ管理などの仕事もあります。アイリストとしてお客様のカウンセリングと施術をすることはもちろん、清掃や経理、SNS運用などの仕事もアイリストの仕事に含まれている場合があるので、その点は理解しましょう。
もくじ
アイリストに必要なスキルと資格
アイリストになるためには、国家資格である美容師免許が必要です。
日本でマツエクが流行し始めた当初は、マツエクに関する規制はなく目の充血やまぶたの腫れなどを訴える人が多くいました。
そのため厚生労働省は2008年3月7日に「まつ毛エクステンションによる危害防止の徹底について」という通達を出し、美容資格取得者でないと、マツエクの施工ができなくなりました。
美容師免許を取得していればサロンでの勤務もできますが、よりスキルアップしたいと考えている人に向けた民間資格もあります。
アイリストに向いている人
アイリストという職業は、美容業界で専門的なアイケアやまつ毛エクステンションを行うプロフェッショナルです。
この職業には、どんな人が向いているのでしょうか?アイリストとしての適性を持つ人の特徴を紹介します。
流行に敏感
マツエクやまつ毛パーマを受けに来る人は、美容やファッションなどのトレンドに敏感な人が多いでしょう。
アイリストは流行やトレンドを把握して、それを反映させてお客様の目元を華やかにデザインする必要があります。流行やトレンドに敏感な人がアイリストに向いているでしょう。
努力できる人
アイリストは手作業による施術のため、コツコツと練習を重ねた人がより高い技術を習得できます。
スキルアップのために学習を重ねたり、最新の情報や流行を取り入れたりすることもアイリストとして重要なポイントです。技術向上の努力を重ね、知識や流行の取得をし続けられる人が向いているでしょう。
集中力があり、細かい作業が好き
アイリストの施術内容は、細かい作業が多く1人につき1時間以上の時間施術します。
そのため細かい作業が好きで、集中力を維持できる人が向いています。
人と話すことが好き
お客さんに満足してもらうためにはカウンセリングもとても重要な仕事です。
人と話すことが好きで、カウンセリングからお客さんがどんなデザインを求めているのか聞き出すことができたり、感謝の言葉をもらうことで、やりがいにつながる人には向いているでしょう。
まとめ
アイリストはまつ毛パーマやマツエクを施術するスペシャリストであることがわかりました。その他にもカウンセリングや予約管理、売り上げ管理、店舗の清掃やSNS運用などもアイリストの仕事として含まれます。アイリストになるためには美容師免許が必要でした。アイリストになりたい場合は美容師免許を取得しましょう。集中力があって努力できたり、流行に敏感で人と話すのが好きな人がアイリストに向いています。進路探しや転職の参考にしていただければ幸いです。