ネイリストとはどのような職業?主な仕事内容や平均給与をチェック!

公開日:2022/08/01   最終更新日:2026/10/22

ネイリスト

指先を美しくするネイリストの仕事は、女性の憧れの職業のひとつではないでしょうか。正社員だけでなく、独立開業やパートやアルバイトなどの働き方も選べることから、子育てしながら仕事をしたり、フリーランスで活躍したりしている方も多い仕事です。この記事では、ネイリストの仕事について詳しく紹介します。

ネイリストとはどのような職業?

ネイリストとは、ネイルに関する専門家でネイルケアからネイルアート、つけ爪、ハンドケアといった手から指先の施術を行うプロです。ネイリストの資格は、1985年に設立された日本ネイリスト協会が実施している資格試験が有名で、ネイリストになるために取得しておくとよいとされています。

ネイリストの主な仕事内容

ネイリストはどのような仕事をしているのでしょうか。ネイリストの仕事について詳しくまとめます。

ネイリストの主な仕事

ネイリストは、爪をケアするお仕事です。まずは、お客さんの希望を聞いて爪の形を整えます。それから、爪にネイルを塗ったりデザインや装飾をしたりします。

爪が傷んでいるお客さんには、爪を元気にしてあげるリペアと呼ばれる施術も行い、爪が美しく見えるようにケアをしていく必要があるのです。ネイリストは、お客さんの要望に合わせてデザインをするので、流行のデザインについて理解しておく必要があるうえ、他店との差別化を図るため、オリジナルのデザインを考案するなどのデザイン力も求められる仕事です。

ネイリストはさまざまな施術をする

ネイルにはいくつか種類があります。ジェルネイルとポリッシュ、スカルプチュアの3種類があり、これらは施術方法や仕上がりに違いがあります。ジェルネイルは、専用のジェルを爪に塗って、ライトを当てて固めるのです。ジェルネイルはもちがよいネイルとして人気です。

またマニキュアでは出せない透明感があり、見た目もとても美しいです。ポリッシュは、マニキュアのことで、マニキュアを爪に塗って仕上げます。リーズナブルな価格が魅力ですが、すぐに剥がれてしまいやすいのであまりもちません。スカルプチュアは付け爪のことです。自分の爪の上に人工爪をつけます。

ネイリストの一日

ネイリストの一日は、店舗の準備から施術、閉店作業まで多岐にわたります。お客さんに安心してネイルを楽しんでいただくため、技術だけでなく、細やかな気配りや準備が欠かせません。ここでは、ネイリストの一日の主な流れをご紹介します。

店舗の開店準備

ネイルサロンに出勤し、お客さんをお迎えできるよう、店舗の開店準備をします。開店準備には、清掃や整頓、店内のBGMを流すなどが挙げられます。

サロンの床などの清掃はもちろん、施術に使用する器具などの整理整頓も重要です。接客中にバタバタとしないように、あらかじめ使いやすいようにセッティングし、余裕を持ってお客さんに接することができるよう、事前に準備しておきます。

ネイルサロンでは、サロンの清潔感はお客さんへの信頼につながるため、着実に清掃を終えておくように心がけましょう。釣銭の確認なども欠かさずに行います。

ネイルの施術

開店準備を終えたら、いよいよ開店し、お客さんへの施術がスタートします。

ネイルサロンでの施術は、ジェルネイルやポリッシュなどでお客さんの爪にアートを施すものや、爪のケアなどさまざまです。

ジェルネイルの場合は、カウンセリング、ジェルオフ、プレパレーション、カラー・アート、会計といった流れで施術を進めます。

カウンセリングでは、お客さんの爪の状態をチェックしながら、希望されるデザインやカラー、予算をヒアリングします。丁寧にヒアリングし、お客さんに安心して施術を受けていただけるようにしましょう。

ジェルオフは、前回に施術したジェルを落とす作業です。ジェルオフ専用の薬剤と器具を使用し、丁寧にオフします。プレパレーションは、爪の長さや形を整える「下準備」の工程で、ジェルの塗布の前に、爪の状態を万全にしておきます。

そして、カウンセリングでお客さんと決めたカラーやデザインのジェルを施していきます。ベース、カラー、アート、トップとそれぞれの段階に合わせたジェルを塗布し、硬化させながら仕上げていきます。

施術が終わりお客さんにチェックしていただいたら、会計と次回のご予約の提案をします。爪の状態に合わせた頻度を提案し、次回のご予約につながるようお伝えしましょう。

閉店作業

お客さんが帰られたあとは、店舗の清掃やレジ締めなど、閉店作業を実施します。

閉店前にお客さんがいない時間帯などには、顧客のカルテや予約状況の管理を実施します。カルテを整理すると、次回に来店されたときの提案や案内がスムーズになり、顧客満足度につながるでしょう。

また、予約管理も適切に行い、同時のご予約が重複しないように注意しておきます。

他にも、ジェルなどの消耗品の在庫管理や、在庫がないものについては発注しておくといった作業も欠かせません。発注では、流行やニーズに合わせた発注が求められ、ネイリストとしてのセンスが問われる場面でもあります。

他にも、SNSなどを活用した集客に関することも、ネイルサロンのサロンワークの一部です。施術中以外の時間で、集客に関する広告やキャンペーンの告知なども、合わせて進めていきましょう。

ネイリストのなり方

ネイリストになる場合、特別な資格は必要ないといわれています。しかし、資格が必要なくても、お客さんに施術をするにあたり安全に施術しなければいけないので、資格を取得していたほうが信頼感も得やすいでしょう。独立開業する場合は、経験や技術、知識を証明するためにも資格は必須といえるでしょう。

美容専門学校でネイルの勉強をする

ネイリストになる方法として、美容専門学校で学ぶ方法があります。昼間課程や夜間課程があり、卒業するまでにネイルの資格を取得できることが多いです。

ネイルスクールでネイルに特化して学ぶ

美容専門学校は、美容を幅広く学びます。できるだけ早くネイリストになりたい、ネイルに特化した点だけ学べればよいという場合は、ネイルスクールがよいでしょう。ネイルスクールの場合は、働きながら通えるようなコースも多いです。

通信講座で学ぶ

ネイルの資格を取得するために、通信教育でネイルを学べます。通信教育と通学をミックスさせているような講座もあります。費用を抑えて学ぶことができるため、子育てされている方や社会人の方から人気です。

ネイルサロンで働き資格を取得する

未経験でも就職できるネイルサロンで、アルバイトとして働きながらネイルの資格を取得する方もいます。ネイルについて現場で学んでいくことが可能です。ただし、営業時間外で勉強しなければならないことも多いため、大変といえるでしょう。

独学で勉強する

今の時代、ネイリストになるための教材などが販売されているので、そちらを使って独自に勉強するという方法です。こちらは、費用が掛からなかったり、自分のペースで学習できるという反面、技術の向上がなかなか難しかったり、準備に時間がかかるなどデメリットも存在します。

ネイリストに必要な資格

ネイリストは、なりたいと思って、すぐなれるものではありません。ネイリストを目指すためには、相応の知識をつけたり、スキルを身に付けたりと、いくつかのステップを踏んで、さらには資格の取得も必要となってくる職業です。

下記で、ネイリストになるために必要な3つの資格について解説していきたいと思います。

JNECネイリスト技能検定

最初に、紹介する資格はJNECネイリスト技能検定です。ネイリストとしての知識や技術などを総合的に見る試験となっています。こちらの試験は、1〜3級まであるのが特徴で、知識と技能を見るために、筆記試験と実技試験があります。

筆記試験は、100点満点の80点以上が合格で、実技試験は、50点満点の38点以上が合格となっており、これは、1〜3級まで共通の合格基準となっています。

JNAジェルネイル技能検定

こちらの検定は、ジェルネイルの技術や知識を評価する試験となっています。ジェルネイル検定とも呼ばれており、初級、中級、上級とあるのが特徴です。こちらの試験も、筆記試験と実技試験が用意されています。

ちなみに、ネイリスト技能検定を取得されている方は、初級と中級の実技試験第一課題が免除されるといったメリットがあるので、ぜひ覚えておいてください。

I-NAIL-Aジェルネイル技能検定試験

最後に紹介するI-NAIL-Aジェルネイル技能検定試験は、ネイルのプロフェッショナルを養成するための試験で、こちらの試験は、ネイルスペシャリスト技能検定試験とジェルネイル技能検定試験の2種類の試験があるのが特徴となっています。どちらもネイルサービスの操業力をみる試験です。こちらも1〜3級の3種類あり、筆記試験と実技試験があります。

ネイリストの平均給与

ネイリストを目指したい場合、ネイリストの給与も気になる点でしょう。ネイリストの給与は、働き方でかなり違いがあります。平均すると300万円ほどといわれていて、小さな規模のお店の場合は、月給が16万円ほどのこともあります。

給与面だけ見ると、低いなという印象があるかもしれません。ただし、サロンを独立開業して成功した場合は、年収1000万円を超えるというようなこともあります。

歩合制のサロンも

ネイルサロンに就職した場合、歩合制というケースもあります。歩合制の場合は、一部歩合制と完全歩合制がありますが、完全歩合制の場合は自分の売上に応じたお給料しか受け取ることができないため、給与は安定しにくいです。

ネイリストに向いている人の特徴

ネイリストに向いている人の特徴は、主に3つあります。詳しく解説します。

細かい作業が好き

細かい作業か好きであるかは、仕事をするうえで重要なポイントです。

ネイリストは細かな作業を一日中行います。デザインによっては、キャラクターを描くこともあり、その際はとても細かな柄や表情を表現することが欠かせません。

数ミリ単位で太さや位置を間違えると、ネイルの見た目が違ってくるので、細かな作業に集中できる人はとても向いているといえます。

人と関わることが好き

人と関わることが好きな人もネイリストに向いています。

ネイリストは、ただネイルを仕上げるだけではありません。ネイルを施術している間は、顧客と話すことでもてなします。人に興味を持って、ネイルのこだわりや好きなアイドルなどの話に耳を傾けることも重要な仕事です。

そこからネイルに工夫を取り入れるケースもあります。話の盛り上がりでもネイリストにリピーターがつくかが決まるので、重要視したいポイントです。

ネイルが好き

ネイルが好きであることは大前提といえます。

とくに女性は子どものころにネイルやメイクでワクワクした経験や、週末・夏休みにすることも多いかと思います。

違う自分になれるワクワクやときめきをきっかけにネイルに興味を持つ人もいるでしょう。単純にネイルが好きという思いだけでも、ネイリストになろうと努力をできる熱量を持っているので、ネイリストに向いています。

ネイリストには向いていない人の特徴

ネイリストに限らず、どの職業でも向き不向きはあります。ネイリストの仕事の特徴から、向いていなさそうな人の傾向を紹介します。それぞれ説明します。

細かい作業が苦手

細かい作業が苦手な人は、ネイリストには向いていないかもしれません。

爪は1~2センチほどの幅と長さです。小さな範囲で細かな絵を書くことがほとんどなので、細かい作業が苦手な人は、苦痛に感じてしまうかもしれません。

手元が震えてしまう人も、ネイルをしているときにずれてしまうことがあります。このような細かな作業が苦手な人は向いてないかもしれません。

打たれ弱い人

打たれ弱い人は自信をなくしてしまう傾向にあります。

せっかく顧客に施術できたとしても、小さなミスや先輩からのアドバイス、顧客の反応によって自信をなくしてしまうケースもあります。

向上心に変えられるのならよいのですが、落ち込んで塞がってしまわないように気をつけましょう。自分ならではの発散方法を持っておくとよいでしょう。

体力がない人

体力がない人は仕事になれるまでに時間がかかるかもしれません。

ネイリストは、一日中座っているイメージがありますが、座り続けるのにも体力が必要です。腰痛や集中していると起こる首や肩のこりはネイリストの職業病ともされています。これらに対処できるよう、体力や筋力をつけておくことが大切です。

ネイリストの仕事を続けるために必要なスキル

ネイリストの仕事を続けるために必要なスキルは3点です。ネイル以外の技術でも、スキルは必要です。詳しく解説します。

タフな精神力

タフな精神力を持つことが大切です。

タフな精神力とは、ただ何を言われても動じないというわけではありません。アドバイスや失敗をいかに昇華させて自分のものにできるか、ということです。自分を常にアップデートできる心構えで仕事をするとよいでしょう。

相手に興味を持って接客をする

相手に興味を持って接客をすることは大切です。

ネイリストになりたてでも、話術でリピーターを作ることはできます。話しているのが楽しいから、とネイルモデルに立候補してくれる顧客も得られます。相手に興味を持つだけで、顧客から愛されるネイリストになれるので、積極的に顧客とのコミュニケーションをしましょう。

流行りの柄などを研究する

流行りの柄などを研究して自分のデザインに取り込みましょう。

流行りのキャラクターや洋服の柄、色合いなど、トレンドは日々更新されます。洋服と一緒で、ネイルはファッションの一部です。

流行りを取り入れて、常に最新の要望にも応えられるように練習しておくとよいでしょう。話題性で顧客を集められるヒントにもなります。

まとめ

ネイリストの仕事が気になっている方のために、ネイリストの仕事内容や平均給与、ネイリストのなり方などをお伝えしました。ネイリストの仕事は、サロンで勤務する場合はあまり高い給与は見込めませんが、副業でも注目されている仕事です。好きなことを仕事にしたい方は検討してみてはいかがでしょうか。

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