美容師に向いている人と向いてない人の違いについて解説!

公開日:2023/01/15  最終更新日:2023/03/20


どのような人が美容師に向いているのでしょうか?美容師という華やかな職業に憧れる人も多いですが、すべての人に向いている仕事とはいえません。そこで今回は、美容師に向いている人と向いてない人の違いについて解説します。それぞれの特徴を紹介しますので、自分に当てはまるかどうか確かめてみてくださいね。

美容師に向いている人の特徴

美容師には個性的な人や話上手な人が多いイメージがありますが、実際にはどうなのでしょうか?ここでは、美容師に向いている人の特徴を解説します。

美容やファッションに興味がある

美容師の仕事は、ヘアカットやカラーなどを通してお客様をきれいにすることです。そのため美容師には、美容やファッションに関する知識が欠かせません。さまざまなタイプのお客様がいるので最新のトレンドだけでなく、幅広い情報のチェックも必要です。美容やファッションに関心が高い人や流行を楽しめる人は美容師に向いています。

忍耐力がある

忍耐力があることも、美容師に向いている人の条件のひとつです。美容師は立ち仕事が基本であることに加え、忙しいときは休憩や食事をとる間もなく立て続けにお客様の対応をしなければいけません。とくに、下積みとなるアシスタント時代には、仕事をしながら自分の腕を磨く必要があります。体力的にも精神的にも忍耐力のある人は、美容師に向いているといえるでしょう。

人と接するのが苦手ではない

美容師にはコミュニケーション能力も必要です。美容師にとってお客様との会話は「カウンセリング」でもあります。会話を通してライフスタイルや性格、好きなファッションなどを知ることで、よりよいヘアスタイル、ヘアケアなどの提案が可能になります。

さらに、仕事を円滑に進めるためには、上司や同僚とコミュニケーションをとりながら動く必要もあるでしょう。苦手意識をもたずに人と接することができる人は、美容師に適性があるといえます。

新しい技術を吸収する向上心がある

美容師はお客様あっての仕事です。お客様からオーダーがあったときに「できません」と断らずに済むように、常に技術を磨く必要があります。また、カットやカラー、パーマなど施術に関する知識や技術は絶えず進化していくものです。新しい技術を学び続けられる人は、美容師に向いています。

美容師に求められるスキル

お客様の期待に応えられる美容師になるためには、どのようなスキルが必要なのでしょうか?ここでは、美容師に求められるスキルについて解説します。

技術力

技術力は美容師に必須のスキルです。素敵なヘアスタイルを提案できても、それを実現できる技術力がなければ意味がありません。カットやカラー、パーマなどの技術力は美容師のデザイン提案の軸となるので、美容師を続ける限り常に高めていく必要があります。また、美容師として活躍するためには、自分の得意なことや強みを見つけて他の美容師と差別化を図っていくことも大切です。

接客力

お客様と接する時間が長い美容師の仕事には接客力が求められます。接客力とは言葉遣いや態度、清潔感、常識・マナー、コミュニケーション能力、観察力など、お客様と接する上で必要な能力のことです。いくら技術力に優れていても、接客がよくないとお客様に選んでもらえる美容師にはなれません。おもてなしの心をもって、お客様と接するようにしましょう。

向上心

美容師として成長するためには向上心が欠かせません。美容師は仕事以外の時間もスキルを磨いたり、講習会に参加したりと常に自分自身を高めていく努力が必要です。「もっと活躍できる美容師になりたい」「技術を習得してお客様を喜ばせたい」など、向上心があればスキルアップの原動力となるでしょう。

美容師に向いてない人の特徴

美容師に向いてないのは、どのような人なのでしょうか?ここでは、美容師に向いてない人の特徴について解説します。

努力ができない

美容師として成功するためには、常に技術や接客の仕方などを学んでいく姿勢が求められます。早く結果を出したい人やすぐに諦める人など、地道に努力できない人は美容師に向いてないといえるかも知れません。

体力に不安がある

美容師の仕事は立ちっぱなしで動き回ることが多く、一般的な仕事に比べても拘束時間が長くなります。そのため健康上の不安があって体調を崩しやすい人は、美容師に向いてないといわざるを得ません。

感謝できない

アシスタントからスタイリストになるまでには先輩や上司に技術指導を受ける必要がありますが、指摘された問題点を素直に聞き入れて感謝できる人は早く成長できます。しかし、指導してくれる先輩や上司はもちろん、お客様に感謝の気持ちをもてない人は美容師に向いてないといえるでしょう。

自分に美容師が向いてないと感じた際の乗り越え方

美容師の仕事は華やかに見えますが実際には地味な業務も多いものです。仕事をする中で「美容師に向いていないのかも」と悩む人もいるでしょう。そこで、自分に美容師が向いてないと感じた際の乗り越え方について解説します。

できないことに焦らない

同じようなミスを繰り返したり、なかなかスキルが習得できなかったり、できないことがあると美容師に向いてないと考えがちです。しかし、できないから美容師に向いてないというわけではありません。人には誰にでも得意・不得意があります。活躍している人気美容師の中にも「器用ではなかった」「覚えるのが遅かった」という人も多いのです。できないことに焦らずに、どうしたらできるのか考えてみましょう。

他者の話に耳を傾ける

向き・不向きは自分が思い込んでいるだけという場合も多いものです。美容師に向いてないと悩んでいるなら、美容業界の経験が豊富な先輩や上司に相談してみましょう。自分の認識していない得意不得意に気づけるかも知れません。

目標を再確認してみる

「どんな美容師になりたいのか」「何をしたいのか」を考えることで、その先のがんばり方も変わってきます。その目標は「向いてないから」という理由で手放せるものなのか、もう一度考えてみましょう。

いろいろなことにチャレンジしてみる

どうしても悩みを解消できないときは、ネイルの勉強をしてみたり、働く場所を変えてみたりと、いろいろなことにチャレンジしてみるのもひとつの方法です。美容師の仕事から離れることで、見えてくるものもあるかも知れません。

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まとめ

美容師に向いている人と向いてない人の特徴を紹介してきましたが、共通しているのはどの条件も経験を積むことでクリアできることです。練習してコツをつかんだり、ちょっと視点を変えたりすると「向いてない」から「向いている」に変えられます。美容師に向いてないからあきらめるのではなく、これからどうしたいか自分の気持ちと向き合ってみましょう。

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