美容専門学校の志望動機を考えるときのポイントについて解説!
美容のプロを目指す道として、もっとも一般的なのは、美容専門学校への入学です。美容専門学校へ入学するには、志望理由書を提出し、志望動機を明確に伝えること、また面接などの試験をクリアすることが必要となります。今回は、美容専門学校の志望動機を考えるときのポイントについて解説します。
美容専門学校の入試の流れ
美容専門学校の入学試験は、まず必要な応募書類を提出し、書類審査が通れば面接試験を受験します。その後、合格発表というのが一般的な流れとなります。
入試の形態は3種類で、AO入試、推薦入試、そして一般入試があります。どの入試を受験する場合も、書類選考は必須です。提出物としては、学校の成績証明書や推薦書、志望理由書が必要となります。
なお、こういった書類は、美容専門学校への入学試験だけでなく、学校に入学する際や、企業に就職する際など、さまざまな場面で提出が求められます。志望動機の考え方などを一度覚えておくと、その後の就職の際にも生かすことができるでしょう。
美容専門学校の志望理由書とは?
「志望理由書」とは、志望動機を伝えるための書類です。なぜその学校を志望したのかを記入するもので、受験をする際に多くの学校で提出が必要となります。受験する学校によっては「自己推薦書」「エントリーシート」などとも呼ばれることもあるでしょう。
志望理由書は、書類選考の判断基準になるばかりでなく、その後の面接試験でも使用されます。入試の結果に関わる重要な書類のため、よく考えて提出するようにしましょう。
美容専門学校の志望動機を考えるときのポイント
志望動機と聞くと身構えてしまいがちですが、難しく考える必要はありません。自分の思いがしっかりと、受験先に伝わるように考えをまとめていきましょう。
美容分野に興味を持ったきっかけ
美容専門学校への入学可否を判断されるにあたって、美容分野でプロを目指すための勉強を始めようと思った理由やきっかけは、もっとも重要視される部分です。抽象的な表現ではなく、思い出を挙げながら具体的に伝えられるようにしましょう。
「身近な人が美容の仕事をしていて、憧れの気持ちを持った」「美容部員の方に、初めてメイクをしてもらって感動した」「親族の結婚式で、活躍していたヘアメイクアーティストが輝いて見えた」など、心が動いた瞬間をわかりやすく整理してみてください。
これといって大きなきっかけが思いつかない方は、なぜ美容師になりたいのかを、些細な出来事で構わないので、箇条書きにしてみましょう。「子供の頃からおしゃれが好き」「友達の髪を結ぶのが好きだった」「憧れのヘアメイクアーティストがいる」など、思いつく限り書き出してください。
次に、箇条書きしたことに対して、その理由を一つずつ文章にしましょう。集めた文章をまとめれば、オリジナルでかつ具体的な志望動機ができあがるはずです。
その学校を志望する理由
美容分野に興味を持ったきっかけだけでなく、その学校を志望する理由をきちんと伝えることも大切です。カリキュラムの特徴や、教育方針、できる体験は学校によって異なるため、自分が受験したいと思う、美容専門学校のウェブサイトやパンフレットから、自分が共感できる部分を見つけておくと良いでしょう。学校見学などでの実体験や感想も交えて伝えられると、志望動機の説得力をアップさせることができます。
また、志望動機として「家から近い」という理由も思いつくかもしれませんが、勉強への熱意がアピールできないため、そのまま伝えるのは適切ではありません。たとえば「昔から校舎を見慣れていて、いつか通いたいと思っていた」「実家に住んで節約し、アルバイトを減らす分勉強や練習に時間を割きたい」という風に言い換えて、積極性を伝えると良いでしょう。
なりたい将来像
美容分野に興味を持った理由、その学校を志望する理由がまとまったら、最後に「自分がどのような仕事をして活躍したいか」という将来像を整理しましょう。美容専門学校を卒業後はどんな仕事をして、どのように活躍していきたいか、できるだけ具体的に方向性を考えていくことが大切です。
たとえば、卒業後は就職して働くのが一般的ですが、実力を付けた後、フリーランスになって活躍する美容師もいます。また、美容師として働く場所もさまざまで、美容室のほか、結婚式場、ホテル、芸能界などもあります。
さらに、活躍する規模もさまざまで、地域に根ざした活躍をする美容師もいれば、世界をまたにかけて活躍する美容師もいます。それぞれ異なるやりがいがあるでしょう。入学する時点での考えで問題ないので、どんな活躍をしたいのか、できるだけ明確に伝えられるようにしておくことが大切です。
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まとめ
今回は、美容専門学校の志望動機を考えるときのポイントについて解説しました。志望理由書を書くに際は、難しく考える必要はありませんが「どうして美容に興味を持ったのか」を率直に表現するように心がけましょう。
他人に言われた言葉を引用するのではなく、自分の言葉で表現することが大切です。ご紹介した方法をもとに自分なりの志望動機をまとめることができれば、思いがしっかりと受験先に伝わるはずです。これから美容専門学校を受験する予定の方は、ぜひ参考にしてください。