美容師だけじゃない!美容専門学校卒業後に目指せる職業とは?

公開日:2022/09/01   最終更新日:2023/03/20

美容専門学校は、美容師になりたい人が行くところだと思っている方も多いのではないでしょうか?実際の美容専門学校は、美容に関する知識や技術が幅広く学べます。そのため、美容専門学校卒業後の進路は、美容師以外にも多数あるのです。そこで今回は、美容専門学校卒業後に目指せる職業について解説します。

そもそも美容専門学校とは?

美容専門学校とは、美容に関する、仕事に就くための知識と技術が学べる場所です。原則として美容師になるためには、美容師の国家資格に合格し、美容師免許を取得する必要があります。

しかし、その国家資格を受験するには、厚生労働大臣が指定する、美容師養成施設の必要過程を修了しなければなりません。そのため美容専門学校では、美容師の基礎となる知識や実践的な技術が学べるように、カリキュラムが組まれているのです。

さらに、美容専門学校ではメイクやネイル、エステティックなど美容に関する幅広い知識が学べます。学校によっては美容師だけでなく、ファッションやメイク、ネイル、ブライダルなどを専門とするコースがや、モデルなど芸能分野に進むために学べるコースなどがあります。

美容専門学校は「人をきれいにする仕事に就きたい」「美容に興味がある」という方にピッタリの学校といえるでしょう。

美容専門学校ではどんなことが学べる?

美容に関する知識と技術が身につけられる美容専門学校ですが、具体的にはどんなことが学べるのでしょうか?そこで、美容専門学校で学べることを解説します。

学科

学科は、美容師になるために必要な知識が学べる授業です。

具体的には、病気などの感染症や公衆衛生、消毒法などを学ぶ「衛生管理」や、美容用具の使用方法や薬剤について学ぶ「物理・化学」皮膚や髪など、身体について学ぶ「保険」のほか、理美容器具の種類や目的を学ぶ「技術理論」ヘアスタイルやファッションの歴史を学ぶ「文化論」があります。

さらに、「関係法規」では理美容における法令や制度、国家資格者である社会的責任などを学びます。

実技

実技は、施術を経験するための授業です。実際の器具を使って、髪の毛を切り揃える「カッティング」やパーマネントウェーブを施す「ワインディング」。ローラーカールやウェーブローションを使って、バランスのよいヘアスタイルをつくる「セッティング」などを学びます。

選択科目

学科と実技以外にも、美容専門学校には選択科目があります。学校にもよりますが「メイク」や「ネイル」「着物の着付け」「デッサン」「写真撮影」「カラーコーディネート」「マナー」などの授業が受けられるのです。なかには、留学制度や研修制度を設けている学校もあります。

美容専門学校卒業後に目指せる職業

美容専門学校を卒業後の進路が気になる方もいるはずです。そこで、美容専門学校卒業後に目指せる職業について解説します。

美容師

美容師とは髪の毛にカットやセット、パーマ、カラーリングなどの施術を行うことで、お客様の髪を美しく整える仕事です。ただし、美容師になるためには、国家試験を受験し合格する必要があります。

ヘアメイクアーティスト

ヘアメイクアーティストとは、テレビや映画、CM、雑誌などのメディア、ファッションショーなどのイベントの出演者に対して、ヘアスタイリングとメイクを施す仕事です。

ヘアメイク専門の事務所に就職して、経験を積む人もいれば、ブライダルサロンに就職して、新郎新婦のヘアメイクを担当する人や、ファッションショーや雑誌などの専属として働く人、フリーで活躍する人などがいます。髪の毛のカットやセットを行う機会が多いので、美容師免許がある方が有利です。

メイクアップアーティスト

メイクアップアーティストとは、モデルや俳優、出演者のメイクアップやヘアセットを行う職業になります。ヘアメイクアーティストと似ていますが、違いはメイクアップに重点が置かれている点です。メイクアップを中心に活躍したい方は、こちらを目指すことになります。

美容師免許のほかに、日本メイクアップ技術検定試験や国際メイクアーティスト認定試験の資格があれば、より活躍の場が広がるでしょう。

ビューティーアドバイザー

ビューティーアドバイザーは、百貨店や化粧品専門店、ドラックストアなどで働くことが多い職業です。仕事内容としては、お客様の悩みや疑問を聞いてアドバイスをしたり、さまざまな化粧品を販売したりします。

ビューティーアドバイザーになるために必要な資格はありませんが、日本化粧品検定試験や、日本メイクアップ技術検定試験などの資格をもっているとスキルアップに役立ちます。

ネイリスト

ネイリストとは、人の爪の手入れをして、デザインを施すことで、より爪を美しく見せる仕事です。ネイリストになるには、ネイルサロンに就職するのが一般的ですが、経験を積んだのちに独立開業する人もいます。

ネイリストに資格は必須ではありませんが、最近はJNECネイリスト検定、JNAジュエルネイル技能検定の2つの資格を応募条件とする、ネイルサロンが多い傾向です。

エステティシャン

エステティシャンとは、ボディケアや痩身、美白、脱毛、リラクゼーションなど施術を行うことで、お客様をきれいにする仕事です。エステティシャンになるために必要な資格はありませんが、エステに関する民間資格を取得しておくと就職に有利になるでしょう。

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まとめ

美容専門学校では、美容師の国家資格対策を中心に、美容に関するさまざま知識が学べます。実践的な授業が受けられるので、美容に関する仕事に就くうえで、役立つ技術も身につけられるのです。

さらに多くの美容専門学校では、資格取得のサポートや就職支援にも力を入れています。美容の道に進みたいなら、夢を実現する第一歩として、美容専門学校で学んでみてはいかがでしょうか?

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